イラストレーターとして仕事するには、ポートフォリオが必要です。
でも、ポートフォリオってどうやって作ったらいいの?
て、悩んでいませんか?
わたしも、その壁にぶつかりました!
そこで、まずは大好きなイラストレーターさんたちのポートフォリオサイトを拝見してみました。
どんな風に、どこで作っているかを、先輩から学ぶのが近道かなと。
そうして、そこで知った驚きは「1人1つでなく、何個も作ってもいい」のです!!!
先輩イラストレーターのポートフォリオはどんなの?
どんなポートフォリオを作ったらいいんだろう?
まずは、自分の好きな先輩イラストレーターさんたちが、どんなポートフォリオを作っているのか調べてみました。
ご紹介するのは、
- サタケシュンスケさん
- ア・メリカさん
- ANさん
- よねこめさん
- しらこさん
の5名です。
それぞれが、また違ったタイプでポートフォリオを作成していらっしゃいました。
それぞれに出てくるポートフォリオサイトやSNSについては、後で詳しく説明します。
1.サタケシュンスケさん
\大ニュース!!/
なななななんと、玄光社さんからぼくのこれまでをまとめた作品集が発売されます!!!6月30日発売予定、今日から予約受付開始です。真っ直ぐにお願いしてもいいですか…ぜひ!!買ってください〜〜!!!🙏✨✨✨
サタケシュンスケ作品集 PRESENThttps://t.co/1YRkRvAb0p pic.twitter.com/5A7ie7c2u2
— サタケシュンスケ|イラストレーター|作品集「PRESENT」(玄光社)6月30日発売! (@satakeshunsuke) May 26, 2020
サタケシュンスケさんは、レトロちっくでかわいい動物を描くイラストレーターさんです。
ポートフォリオサイト「foriio」を利用されていました。
ちなみに、別に個人サイトもお持ちです。こちらにも、実績などを掲載されています。
「About」にはプロフィール。プロフィールシートとポートフォリオのPDFデータが、すぐにダウンロードできるようになっています。
「News」「Personal works」「Client Works」がそれぞれでポートフォリオになっています。
SNSも利用されています。
それぞれも、ポートフォリオともいえそうです。
「たくさん展開することで、見られる頻度を上げる」という戦略でしょうか。これはとても参考になりました。
2.ア・メリカさん「ア・メリカん家」
いつかまた会える日まで pic.twitter.com/fZ17FjDvm1
— ア・メリカ (@amelicart) March 19, 2018
ア・メリカさんは、線の無い絵本風のイラストを描く、フリーのイラストレーターさんです。
個人サイトはこちらです。
トップページには、たくさんのイラストが掲載されていて、すぐさまア・メリカさんの世界に浸れます。
最初にプロフィールとメールアドレスが現れるので、コンタクトも取りやすそうです。
グローバルナビゲーションには、4種類のページへのリンクがありました。
「ABOUT」にはプロフィール。「CONTACT」はコンタクトフォーム。
「WORK」では、お仕事の実績イラストが、「PERSONAL」はお仕事ではないイラストが、それぞれ掲載されています。
SNSも利用されています。
どれもポートフォリオとして使える構成にされていました。
個人サイトは仕事の依頼用、SNSはファン獲得に効果がありそうな気がしました。
3.ANさん
アイコン、構図は同じで今のタッチに描き直してみた🥳 pic.twitter.com/y3vMYgFYdJ
— AN|illustrator (@AN_______) May 16, 2020
ANさんは、シンプルでかわいく、おしゃれなイラストを描くイラストレーターさんです。
こちらが個人サイトでポートフォリオサイトです。
トップページに、すべての画像が掲載されています。
グローバルナビゲーションで、「広告」「ロゴ」「雑誌」「ウェブ」の種類別だけでなく、「年代別」や「タッチで探す」というように、分けて画像が見られるようになっていました。
プロフィールやコンタクトは上部「MENU」の中にありました。
ANさんの
も、ポートフォリオとしても拝見できます。
ANさんのサイトは種類別に分かれているため見やすく、発注しやすそうなのでマネしたいですね。
4.よねこめさん「iroharetro」
毎日雨だ〜〜☔️ #落書き pic.twitter.com/KfrU2wU2rk
— よねこめ (@sakoyonekome) June 12, 2020
よねこめさんは、ほんわかと温かみのあるイラストを描く、イラストレーターさんです。
こちらが個人サイトです。
トップページでは、最初に大きくイラストがあり、お知らせ、お仕事へと続きます。
グローバルナビゲーションには、7種類のページへのリンクがありました。
「HOME」はトップページへ。「ABOUT」はプロフィール。
「GALLERY」のページで一気に作品を閲覧できます。
「WORKS」では、お仕事の実績が文章とともにブログ形式で並んでいます。
「CONTACT」にはメールアドレスがあり、SNSやポートフォリオサイトへのリンクもあります。
「ダウンロード」では、オリジナルのスマホ用壁紙が配布されています。かわいいイラストなので、すべて欲しくなりますね。
「Twitter」はクリックするとすぐにTwitterへと飛びます。
よねこめさんのSNSは、
これらもまさにポートフォリオ。
pixivに載せると、ファン獲得と交流がしやすそうでした。
5.しらこさん
あやふやな街 pic.twitter.com/EFgER5NPJo
— しらこ (@Rakoshirako) June 2, 2020
しらこさんは、温かくなつかしい風景を、荒い絵の具で描いたようにイラストを描くイラストレーターさんです。
個人のサイトはこちらです。
トップページが「PERSONAL WORK」で、イラストがきれいに並んでいます。お仕事で描いたイラストは「WORK」に。
ほかに、「MONOCHROME」はモノクロイラスト。そして、「Profile」プロフィールと「Exhibition」展覧会の情報。
「Shop」はネットショップサービス「BOOTH」にリンク。
「Brush」ではProcreateでしらこさんが使っているブラシが、ダウンロードできるサービスあり!これはうれしいですね。
ほかに、
へのリンクがありました。
ポートフォリオとは関係ありませんが、サイトを拝見していてしらこさんのグッズが欲しくなりました。イラストレーターは、商品が作りやすいかもしれません。いつか展開してみたいと思いました。
イラストレーターがポートフォリオに使うサイトやSNSについて
それでは、先輩イラストレータさんがポートフォリオとして使っていたサイトやSNSについて、書き出してみます。
- foriio
- CREATORS BANK
- Tumblr
- Behance
- dribbble
- pixiv
- illustrationFILE Web
の8つでした。(TwitterやInstagramはのぞいています)
こちらも1つずつ、もう少し詳しく研究してみます。
1.foriio
「foriio(フォリオ)」とは、クリエーター向けのポートフォリオサイトです。
このサイトでは「パッケージ」「キャラクター」など種類ごとに見せたり、全体を一気に見せたりできます。
見る側が使いやすく、見やすそうなところに魅力を感じました。
登録・利用 | 無料 |
ファイル形式 | JPEG・PNG・PSD・PDF・AI・TIFF・WEBP |
2.CREATORS BANK
「CREATORS BANK(クリエイターズバンク)」はクリエイター向けのポートフォリオサイトです。
コミュニティサイトでもあるので、フォロー機能もあります。
フリー画像を配布できるサービスがあり、それが面白そうで気になりました。
登録・利用 | 無料 |
ファイル形式 | JPEG・PNG・GIF・BMP |
3.Tumblr
「Tumblr(タンブラー)」は、無料で使えるSNSでありブログサイトの1つ。使い方によってはポートフォリオのようにできるようです。
登録・利用 | 無料(一部有料あり) |
ファイル形式 | JPEG・PNG・GIF・BMP |
4.Behance
「Behance(ビハンス)」は、Adobe(アドビ)が運営するSNSです。
IllustratorやPhotoshopなど使用していれば、すでにAdobe IDを所有しているかと思います。それを利用して画像をアップできます。
また、Adobeのアプリケーションと連携しているので、IllustratorやPhotoshopからの画像投稿は簡単そうです。
さらに海外からのオファーも期待できるようです。
ほかにも、Behanceは「特定の人だけにシェア」することも可能です。
登録・利用 | 無料 |
5.dribbble
「dribbble(ドリブル)」は、アメリカ生まれのSNSです。投稿は有料ですが、見るだけなら無料です。
登録・利用 | Basic:無料 Pro・Team:有料 |
6.Pinterrest
「Pinterest(ピンタレスト)」は、WEB上から画像を集められ、共有できるサイトです。自分の画像を集めておくとポートフォリオになります。
WEB上の画像を集めるので、まず自分の画像をどこかWEB上にあげなければいけません。
Pinterestは、画像が掲載されているサイトとリンクもしているので、サイトの宣伝にもなりおもしろいですね。
登録・利用 | 無料 |
7.pixiv
「pixiv(ピクシブ)」は、イラストやマンガ、小説を投稿したり、見て楽しめるコミュニケーションサイトです。
自分のページに、作成した画像をあげるとそれがポートフォリオになります。
ファンとコミュニケーションがしやすそうなところに魅力を感じました。
登録・利用 | 無料 |
ファイル形式 | JPEG・PNG・GIF |
8.illustrationFILE Web
「illustrationFILE Web(イラストレーションファイルウェブ)」はイラストレーター検索サイトです。玄光社が発行する雑誌「イラストレーション」が運営しています。
これまでに玄光社MOOKに掲載され、かつ参加を希望されたイラストレーターの作品が掲載されています。
ここに掲載されると、すでに実績があるのを証明できるので、いつか載りたいと思います!
登録・利用 | 掲載経験がある方のみ |
まとめ:イラストレーターのポートフォリオは1人1つではない
先輩イラストレータさんたちのポートフォリオを拝見して気づいたのは「ポートフォリオは1人1つでなくてもよい」ということ。
また、サイトやSNSの特徴によっては、目的が
- 仕事の獲得
- ファンを増やす
のどちらかに比重があるようです。
そして、たくさんのポートフォリオを持つと、さまざまな人の目にふれやすくなりますね。
まずは1つのポートフォリオサイトに登録し、どれか1つのSNS(わたしはInstagramかな)を整えるということから始めたいと思います。
あなたも、まずはお気に入りのイラストレーターさんのポートフォリオを拝見してみてはいかがでしょうか?
早速、わたしは「foriio」で作成してみました。よかったらのぞいてみてください。